職場体験学習について
令和5年7月13日、14日の2日間、キャリア教育の一環として、杵築市立宗近中学校2年生の男女8名が職場体験に来ました。
○1日目は、庁舎内の見学、消防車からの放水を体験しました。
日頃見ることのできない事務室や食堂、通信指令室、訓練棟に入ることができ、消防署の雰囲気を感じとれて良い勉強になったようです。放水体験では実際に職員が着用し活動している防火衣を着て、ホースを延ばし放水をし、消火の疑似体験をしました。防火衣の重さや放水による水圧の強さに驚きながらも貴重な体験ができたようです。
○2日目は、普通救命講習、救助訓練を行いました。
普通救命講習では倒れている人を発見したときの対応とAEDの取り扱いについて学習し、全員に普通救命講習の修了証を交付しました。救助訓練では職員による訓練棟に設置されている高さ15メートルの梯子を登ったり、7メートルの高さに張られたロープの上を20メートル腕力だけで渡る訓練等を見学し、また実際に体験し、職員のメリハリのある姿に憧れを持ってくれたようです。
この2日間を体験して 髙山こころ さんは、「人の命を守るために日々努力されている現場を見させていただいたのは貴重な時間でありました。人の命を守るために、まずは自分の命を守る努力をしていくことが大切だなと感じ、さらに救命救急の仕事に興味を持ちました。私たちも未来に向かって努力します。」と感想をいただきました。
中学生が体験するには、体力的にも厳しい面があったと思いますが、少しでも地元住民を守るという使命を感じ、命の大切さについて考えるきっかけになったのでないかと思います。
少しでも消防という仕事に興味を持ってもらい、将来、頼もしい消防士が誕生する事を期待しております。
(左より)岐部 快斗、石田 侑士、小春 颯真、秋吉 晟和、山本 あか音、渡邉 歩未、工藤 凛、髙山 こころ