お知らせ
◎温度よりも湿度?
熱中症は太陽照りつける真夏に起こる病気だ、と思われがちですが、実は高温多湿となる梅雨の時期から注意が必要です。
〇真夏の気温が高いとき
8月の日中、最高気温が高くなった日に熱中症の患者数が増加しています。また熱帯夜が続くと、夜間も体温が高く維持されてしまうため、熱中症が起こりやすくなることがわかっています。
〇梅雨の晴れ間や、梅雨明けの急に暑くなったとき
6月後半~7月の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期にも熱中症は多く見られます。この時期は身体がまだ暑さに慣れていないため上手に汗をかくことができず、体温をうまく調節できないからです。
~梅雨時期の熱中症発症の重要ポイントは以下の3つです~
(1) 湿度が高いと熱が体の外へ逃げにくい事
(2) 暑さに体が慣れていない時期である事
(3) 湿度が高いと発汗量も多くなること
熱中症を防止するためには、天気予報の気温だけでなく湿度にも注意しましょう!
◎熱中症対策
(5分動画:視聴) (15秒動画:視聴)
〇熱中症の予防方法のポイント
・部屋の温度をこまめにチェック!
・室温28度をこえないように、エアコンや扇風機を上手に活用!
・のどが渇く前に水分補給!
・のどが渇かなくてもこまめに水分補給!
・外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
・無理をせず、適度に休憩を!
・日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
〇熱中症の応急手当
・涼しい環境へ避難!
・風通しのよい日陰や、できればクーラーがきいている室内などに避難!
・衣服を脱がせて、体から熱の放散を助ける!
①露出した皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす
②氷のうがあれば、両脇、太ももの付け根、首などに当てて皮膚の直下を流れる血液を冷やす
・水分、塩分の補給!
①大量の発汗があれば、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクが最適
②意識がはっきりしていれば、口から水分を与える
③「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」「呼びかけに答えない」とき、無理に水分を与えない
〇こんな時はためらわず救急車を呼びましょう
・自分で水分が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合。
・意識がない(おかしい)、全身のけいれんがあるなどの症状がある。
リンク:熱中症情報(総務省消防庁)